心の翼


風の肩に足を乗せ 一歩一歩浮いていく
空が始まる場所を 探す旅に出かけよう

雨に濡れた心で 暖かさを知ったあの日
友の優しい声が 胸の奥にある羽を震わせた

静かに揺れるこの羽から
小さな風が生まれていく
風は僕らの歌を乗せて
淡い空へと響いていく

変わる景色の中で 翼を広げ
強く 大きく 羽ばたけ

それぞれの空は
長く厳しい旅になるだろう
いつかまた
僕らが共に歌う日まで

別れの歌を口ずさんで
儚き思い出 刻んでいる
遠い記憶を胸に抱いて
果てない空を仰いでいる

止まらぬ想い叫びながら
心の翼で風を掴む
旅立つ僕らの歌声が
また次の羽を揺らしていく


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