“not pray but sing V” sold out!!

1.汚れた翼

望郷の歌。僕は東京生まれの東京育ちだから、田舎というものがない。
だからこそ望郷の念というものがひときわ強いような気がする。ここだけは
汚されたくない場所というのは、誰にでもあるのではないだろうか。
この歌のおかげで多くの人と巡り会えた。
今回は久保氏のアレンジで弾き語り時よりポップな趣に仕上がった。



2.迷羊〜stray sheep〜

この曲も久保氏のアレンジ。仮のアレンジを聴いた時、思わず
「そう、そう、こういうのをやりたかったんだよねぇ。」と叫んでしまった。
いずれは、バンドでレコーディングしたい曲である。
内なる春。これを感じるのは思春期だけではなく、人生の大きな波の中では
何度か訪れるものらしい。自分の中にあるよく分からないもの。コントロール
出来ないもの。これを探し、理解するというのは人としての成長への鍵である。
僕はこの歌を歌うことによって前へ進む力をチャージしているのではと思う。



3.under water

“一番不幸な女は忘れられた女”マリー・ローランサンの“鎮静剤”である。
忘れられるというのは、その存在自体が無かったことになってしまうので、
死よりも何倍も辛い。生きるという意味を考えさせられる言葉である。
アコギとストリングスの組み合わせを前からやりたかった。
今回はシングルの音源を少し修正した。分かるかな?



4.観覧車

久々にバラードを作ろうと思って曲を書いてみたのだが歌詞が浮かばず、
そのとき調度読んでいた、村上春樹の“スプートニクの恋人”に出てくる
観覧車をモチーフに、仮の歌詞を書いた。ライヴで歌ってみたら結構しっくり
きたので、結局そのまま歌いつづけている。久保氏のピアニカが心地よい。



5.How can I get to the vending machine ?

アルバム収録予定曲を並べてみて、何か足りない気がした。そこで、出来たての曲を
親友であり、天才ギタリストでもある、丸山 卓也の家で彼に聴かせ、そのままラフに
レコーディングしてみた。この曲はアルバムの中でもいい息抜きになっているのでは
と思う。レコーディング自体もとても楽しく、また彼と何か出来たらなぁ、と思う。
英詩の中に日本語の歌詞というのもいいかなと作ってみた。テーマは自動販売機。



6.ground zero

2001.9.11のテロのあと、我がFREE SIZE MUSIC RECORDSでLOVE&PEACEをテーマに
オムニバスアルバムを作るという企画があった。これがそれ用の曲。
人が人である限り、争いというものは永遠になくならないだろう。だからといって
平和への努力を怠ってしまえば、とたんに人類は滅亡してしまうだろう。
未来へ伝えていかなければならない、大切な何かがあるのではないかと思う。
唯一アコギの入っていない曲である。僕のつたないエレキと丸山 卓也のエレキが
なんとか絡み合えているのではと思う。彼のギターはホントかっこよい。



7.街角の蝶

人にはそれぞれのペースで流れる時間、季節感というものがあり、それは社会生活
においてはとても重要なものである。僕のそれはどうも周りの人達とずれているようで、
年中休みボケ状態である。夏は上着を脱いで、冬は重ね着をする。そんな当たり前のこと
すら出来ていないとすぐに風邪を引いてしまうが、あまり気にせず生きていこ〜っと。(失礼。)
これは、もうすぐ夏になるというのに春の絵ばかり描いている絵描きの話し。
自分の中では一番お気に入りの歌詞である。



最後まで聴いて下さった皆様へ




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